帰国します!
無事に論文、卒業試験も終わり、スペインでの生活もあと残すところ5日となりました。
この留学中 にたくさんの素晴らしい友人、 先生方に恵まれ、スペイン”バルセロナ"という街で勉強できたことを、本当に心から感謝しています。
来年からは活動の場を日本に移して頑張っていきますので、どうぞ宜しくお願いします。
帰国は大晦日です!よいお年を!
無事に論文、卒業試験も終わり、スペインでの生活もあと残すところ5日となりました。
この留学中 にたくさんの素晴らしい友人、 先生方に恵まれ、スペイン”バルセロナ"という街で勉強できたことを、本当に心から感謝しています。
来年からは活動の場を日本に移して頑張っていきますので、どうぞ宜しくお願いします。
帰国は大晦日です!よいお年を!
今ガリシア地方のア・コルーニャという所にいます。学校の友人宅でクリスマスから年明けまでご家族にお世話になりました。
書きたい事がいっぱいあるのですが、なかなかブログを更新出来ないので近いうちに時間をみつけて報告したいとおもいます。そろそろ行かないと!いまからバルセロナにもどります!では後ほど!!
これはなんでしょう?
前回に引き続きまたまた汚い写真から始まりましたすみません。正解は男子トイレの便器です。
デンマークのオーフス空港に着いたときに、トイレでいきなりこいつに出くわし、始めは手を洗うところかと思って他を探していたところ、どうやらこのシンクの他には無い様子。やがて後からやってきたおじさんを見様見真似で済ませましたが、これがどうにも気まずいのは私が日本人だからだろうか。
いや、そんな汚い話はさておき、この度デンマークへやってきたのは、以前のフラットメイトである友人から夏にデンマークへこないかと誘われたのがきっかけです。飛行機から降りてまず感じたのは、なんといっても寒い!現地では半袖半ズボンの人もいるのにスペインとのギャップのせいか、到着初日にまた風邪を引くかと思いました。
場所はオーフスという首都のコペンハーゲンに続く第2の都市であり、首都からは電車で西におよそ3、4時間といったとこです。バルセロナからはジローナ空港経由でRYANAIRなどを使うと、往復約20〜40ユーロでほぼヨーロッパ中へ行けてしまいます。何故このような低価格での提供が可能なのか、その秘密は日経スペシャル未来世紀ジパングあたりにお任せしたところで(まだやってますか?)、オーフス滞在期間中にはちょうどギターフェスティバルが行われていました。
会場は私の友人がこれから勉強するオーフス音楽大学で、ヴュルツブルグ、ヘルシンキ、セビリア、オーフスの各国のコンセルバトリオで勉強しているギター科の学生および教授が一同に集まり、クラシックギターの現代曲を集めたコンサートが行われました。各国から学校ぐるみで集まってこういう勉強会が可能なのも、ヨーロッパならではの利点です。今回はそこにちょっとお邪魔させていただきました。やはりスペイン人達と違って自分から行かないとなかなか話かけてもらえませんね。おかげで自己紹介の嵐でしたが、多くの参加者とお話が出来き、大変有意義な時間をすごす事が出来ました。中には秋からバルセロナに勉強しにくるという人もいたりして、話の弾んだ夜でした。
さて、オーフスの町をご紹介します。
コチラは北欧最大級の現代美術館、アロス・オースフ美術館でございます。
美術館の展示品。血管や足の汚れまで本物さながらです。
絵画のフロアでは黄金時代のデンマークの画家達が描いた素晴らしい作品が数多く展示されています。
オースフに来たらこの美術館に是非行ってみて下さい。
美術館屋上からの眺めを何枚か。
右上の方に港が見えます。
デンマークの朝食、昼食に良く食べられるものらしいです。
黒くて重たいパンにバターやパテを塗って、その上にピクルス、卵、フィッシュなどを乗っけて食べます。
この黒いパンで殴られたら結構痛いんじゃないかというほど重量があります。
その他の料理は基本的に豚肉、魚、パン、じゃがいもが中心だそうです。
まあ結局お金がないので、毎日こればっか食べてましたけど(汗)物価高すぎだよ。。
町の中心街です。
だいたいこんな感じです。
数年前にどこぞのコーヒーヨーロッパ大会で賞を取ったとかいうお店で一杯。
高いのにトマトジュースの味しかしなかったぞ。
いつも買ってるワンパック1.2ユーロのやつの方がぜったいに美味しい。
いっぱい飲めるし。
さてこちらはDen Gamle Byというミュージアム内です。
18〜19世紀、20世紀前半と後半にかけてのデンマークの住居や生活品、人々の暮らしの
遷移を楽しむことが出来ます。見る物がありすぎて全部見て回るには半日は必要です。
ここもとってもおすすめなミュージアムです。
マイケル発見。
こんなタトゥーをしている強者も発見。
なんとも畏れ多い。。。せめて腕とかにせい。
現地で出会った人から聞いた話ですが、デンマークは公的扶助制度が非常に充実しています。そのためデンマークでは自らホームレスになる人もいるらしい(社会的弱者も多いようですが)。それから小学校から大学までの学費はもちろん無料。医療、福祉も無料。年金もばっちしです。
ところがあまりにもイージーライフな為にやる気のないヤツが多いとか、いつまでも子供感覚の人が多くて腹が立つなど、それ相応に高福祉国家ならではの問題もいろいろあるようです。そうだとしても、やり方次第ではかなり生きやすい国だと言っていました。あっ、ちなみに水道水はそのまま飲めます。残念ながらスペインの水は匂い味ともに強すぎて飲めませんが。。
滞在最後の日は友人の家族にお会いする機会があって、デンマークの伝統料理をごちそうになりました。
やっぱりジャガイモと豚肉。カリッカリの皮の部分が美味しいかったです。
何とも日本にものすごーく興味を持っているお父さんだったので、会話は侍や日本人の宗教観のことから始まり、あれやこれやと聞かれた末に、遂には川崎市のかなまら祭りのあたりでピークを迎えipadまで引っ張りだしてきて「日本人がシャイって本当かい?!私はそうは思わない。だってこれを見てくれ!だいたいこのピンクのエリザベスがっ¥△%$#!!」ってもうこの話はいいよ!勘弁してくれー!俺だって良く知らねえよお!ってところで困っている私に気を利かせたお母さんがチョコを持ってきてくれました↓↓
ところがこれ日本人が食べると味覚が崩壊します。「これが美味しくないなんて信じられないわ」と言われたけれど、私は一つ完食するのも無理でした。こいつはhariboから出てる黒いグミの強化版です。hariboのグミなら多分どこでもでも買えると思うのでどっかのお店でみつけたらトライしてみて下さい(笑)
ということで2回に渡り簡単な夏のまとめでした。オーフス滞在中は運良く天気の良い日に当たりましたが、天気がいいのは夏の間だけだそうです。毎日曇りとかちょっと嫌ですよね。気が滅入りそう。。そういえばジローナ空港からシャトルバスでの帰宅途中、バルセロナの町並みが高速道路の向こうから滑るように目に入ってきた景色に、この土地の勢いというか、何かものすごく力強いものを感じました。天気も抜群にいいし、やっぱここだなと。本当に素晴らしいところで勉強させてもらっているんだなと、改めて感じた瞬間でした。感謝感謝です。
最後にデンマーク語コーナー☆
Jeg er sulten(ヤイ エア スルトゥン)おなかすいた。
Tak! (タク)ありがとう!
次回からはなるべく早く更新するようにします。多分するとおもう。するんじゃないかな。まちょっと勘弁して下さい(汗))
古くてごめん!Adios!!
やべえ宿題やってねえ!
の季節ですね(笑)さんざん「バルセロナ暑ちー暑ちー」と文句を言い続けていたのに、今はもう随分と涼しくなりました。どうも2ヶ月間またまたブログを放置していたので、このあたりで簡単に夏のまとめ!と行きたいと思います。
ではまず7月から。7月の頭にまずは引っ越しの大イベントがありました。
以前の記事に登場したあの"高すぎる蛇口"からこんどは"近すぎる便器"へと昇格致しました
近い。近すぎる。
突然汚い画像からスタートしてしまい申し訳ございません。新しいピソは学校まで歩いて5分程度なので立地は最高です。狭すぎるベランダからはサグラダ・ファミリアが見えます。家賃は光熱費込みで260ユーロ。私の部屋は以前の約半分ほどになってしまいましたが、それでも学校までの距離を考えれば以前のピソより圧倒的に便利です。
狭すぎるベランダより。
引っ越しイベントの次は、バルセロナのカタルーニャ美術館でコンサートをさせて頂きました。
こんなに人が来たわけじゃないですよ。お目当ては噴水ですw
当日は師匠のアレックスもばっちり客席にいたので緊張したなあ。。
続きまして7月後半。
2年ぶりにペトレールの国際ギターフェスティバルに参加してきました。
ペトレールとはスペイン、アリカンテの近くに位置しているちいさな町です。
今年はなんと国籍でおよそ30カ国、総勢130人近くの参加者がこの小さな町に集結しました。
このフェスティバルは体力勝負です。というのも2週間ほぼ毎日コンサートがあるので、
コンサート終了後は必ず、Cachéというバルで朝までコースを続けなければなりません。
というかこの飲み会に参加する事は非常に重要なのです。なぜなら巨匠ギタリストたちとはもちろん、
世界各国から参加してきた共にギターの道を志す仲間と交流できる貴重な場なのです。
これに耐えてこそこのフェスティバルの醍醐味を味わえるのであります。
といっても飲めないヤツにとっては厳しい。はい俺のことです。でも飲まなくたっていいんです。
毎日ココにくる事が大切なのです。でも必ず一杯は飲まされますが。。
そのバルで撮った写真です。中央はテイビッド・ラセッルというギタリストです。
まさかデイビッドと一緒にダーツで遊ぶとは思ってもいませんでした。
にしても青いTシャツの人、七三の鑑といっても申し分無い髪型ですね。
そろそろ髪を切りに行こうかしら。
では他にも写真を。
マスタークラスがあったり。(デイビッド・ラッセル)
コンサートがあったり。(ミゲル・トラパガ)
近くのバルでのんびりしたり。
人が多すぎて練習場所がなかったり。
飲み過ぎたり。
夜中にこんなんで遊んだり。
(これさすがにスペイン人超強いです。みんな慣れすぎ)
マカロニだったり。
いけない物に手を出したり(水タバコ。美味しくはないです)
夜景が奇麗だったり。
という感じで刺激だらけの2週間でした。
…そして8月前半。バルセロナへ帰還後、数日間風邪を拗らせ倒れます。(しんどかった)
8月中旬にはペトレールで知り合ったとあるギター製作家さんから連絡を頂き工房へいきました。いくつかギターを試奏しましたが、どれもとても良いギターでした。そしてなにやらギターを一本作ってくれるそうです。懐が寂しいので恐らく購入とは行かないでしょうが、できあがったらとりあえずまた意見が欲しいとのことで、楽しみにしています。
そしてあっという間に八月も後半。デンマークへと旅立ちます。
ええと。長くなったのでデンマーク編は次の記事でご紹介します。
ということで今日はこの辺で。
次回「暑いから来たのに今度は寒い」お楽しみに!
久々の更新ですみません。
只今デンマーク人の友人宅にお邪魔しております。先程デンマークオペラの最新作を鑑賞してきたところです。
暑苦しいスペインから逃れられると思って逃てきたのに、今度は寒いなり。
久々の更新なのにこれだけかよって感じですが、時間がある時にちゃんと書きますんでとりあえずお許しを…
これから彼の学校でちょっくら練習してきます。
ではまた後ほど!
このところバルセロナは日に日に暑くなって来ております。
観光客も徐々に増えてきているようで、夏に向けてどんどん盛り上がって行きそうな予感!
そろそろ海でも泳げるようです。
海パン買わなきゃですね。
さて、7月4日にカタルーニャ美術館(MNAC)にてコンサートをさせて頂きます!
19:00開演です。 MNACwebサイト
カタルーニャ美術館はムンジュイックの丘の上にあるのでそこから眺めるバルセロナの町並みも素敵です。
コレクションを堪能した後にギターコンサート!なんていいですよね!お近くの方は是非!?
それからえーと、明日引っ越します!
今まで一緒に住んでいたルームメートたちが今学期を最後に国に帰ってしまいました(寂)
色々あったけど、良き友人でありライバルであり、国に帰っても友人として、音楽家として今後もお互いに関わって行くと思います。
出会いと別れはセットですね。秋からはまた新しい音楽家にたくさん出会えるといいな!
ということで7月からはスパニッシュ2、フレンチ1、ジャパニーズ1の4人での新生活が始まります。
この高すぎる蛇口とも今日でお別れか。。。
Adios!!
「じゃあ次はファリャの7つのスペイン民謡にしようか、次回までに全部仕上げてきてね」
次回って1週間しかないですけど先生、もうちょっと早く言って下さいよ。。。
室内楽の先生から出された無茶ぶりな課題です。
ソルの12のセギディージャスは何とかなったけど、ファリャの7つのスペイン民謡はもとがピアノ伴奏のものをリョベートがギター用に編曲したものなので、とても一週間では仕上げられない難易度です。(終始左手地獄なところとか)
しかもカンタンテとのリハもしなければいけないのでなおさらです。
個人レッスンなら途中で間違えて止まってもまあ支障はないですが、伴奏役であるギターが途中で止まったり、テンポがガタガタしているようでは、カンタンテが思うように歌えないのです。。。
アレックス師匠からもたまに無茶ぶりが飛んできます。
ある日の夕方、練習室で練習しているとアレックス師匠が突然やってきて
「ショタロ!今からレッスンだ!」
はいっ?!レッスンは金曜日なのに。まだ火曜日ですけど。。。
・・・という感じです。
この国では予定は予定通り行きません。
時間に関してもそうです。
ある日、授業の始まる時刻丁度に教室に居る私に、
「お前はいつも早いな。他のやつは俺の授業きらいなのか?まああいつらはスパニッシュ時間で動いてるからな。あっはっは(笑)」
とゾーランが冗談をいうくらい時間に関してはユルいです。
コンサートも夜遅くから始まるのが当たり前で、テレビの子供向け番組でさえ夜遅くまでやっています。
でもなぜかお店が閉まるのは早いです。
日曜日はほとんどのお店が閉まります。
24時間開いてるコンビ二みたいな便利なものはありません。
家の近くにopencorという比較的夜遅くまで開いているコンビニ的存在はあるのですが、先々週、最寄りの店舗が潰れました・・・これで21時30分以降に食料や水などの必要物資を調達するのは不可能となったのです。
日本のコンビ二が24時間も開いてるだなんて、なんと素晴らしいことでしょう。
本当あると便利、無いと超不便ですw
一番困っているのは学校の自動販売機です。
全部で6台ありますが、一ヶ月の内に必ずいずれかの販売機が体調不良を起こします。
前面が透明のプラスティックで内部が見えるタイプなので、哀れな姿でペットボトルが引っかかっているのを目撃すると、何だか情けない気持ちになります。
お菓子の自動販売機では、番号を選択した後、ウィ〜ンという音とともに機械が動くのが見えるのですが、あと少しのところで落ちてこなかったりします。
それはまるで、ゲームセンターでコインがあとちょっとで落ちそうなのに落ちないもどかしさ、あの子供の頃に感じた歯痒さが蘇る瞬間でもあります。先週は1ユーロ持ってかれました(返してー!泣))
今のところトータルで3ユーロ程持って行かれてます。
さて、かなり突然ですがここで「スペインあるある」を少しご紹介したいと思います。
【スペインあるある/2013年4月現在(バルセロナ)】
・犬が多い。
・芝生に寝転びたいけど○○○の存在が気になって出来ない。
・Huele mal.
・お隣さんとの壁が薄い。
・部屋が暗い。
・マリファナは違法だけどみんな普通に吸っている。
・11時以降はお酒を買えません。パキスタン系のお店では購入可能の場合有り。
・きちんとしたスーパーでも商品の補充不足、品切れ、生鮮食品の劣化は基本。
・メトロの扉は手動で開ける様になっていますが、基本的にスムーズに開かない。
・ドラえもん、しんちゃんが人気。魔人ブーはボカディージョが好き。ベジータの発音は"ベヘタ"(吹き替えより)
・運転手:「今日はここが終点」って今日はとかあるの?。。。(市バスにて)
・しまった!今日はまだ木曜日だった・・・(24時以降のメトロ入り口にて)
・公衆トイレがどこにも見当たらない。メトロの駅にもない。いったいどこに潜んでいるのだろうか?発見者報告求む。
・ジャガイモのファミリーパック売りはやめてほしい。うっかり買ってしまうと2週間ジャガイモ生活が始まります。
・買い物カゴに入れた商品をレジで一つずつカゴから台の上に置かなければならない。実にめんどくさい。
・ハモン売り場の匂いが苦手だ。
・受付窓口の人はだいたい不機嫌。
・エレベーターの(閉)ボタンが無い。
・洗濯物はベランダじゃなくて家の内側にある専用のスペースに干すのが基本。
・洗濯はスイッチを入れてから終わるまで2時間。ガンガン回ります。
・家のドアはオートロックが基本。というかドアノブが無いのでうっかり鍵を忘れて出ると、もう取りに戻れません。
とりあえずこんなところです。
もちろん良いところもいっぱいあるので、また今度書きたいと思います。お楽しみに!
それにしても"郷に入れば郷に従え"とはよく言ったものですね。
ダーウィンの言葉を借りれば「生き残るのは、最も強い種族でもなければ、最も知能の高い種族でもない。 唯一生き延びるのは、環境の変化に適応できる種族である。」
なるほど納得です。
自販ぐらい我慢我慢!
さて、そろそろ練習に戻らなければ!
勉強しなくてはならないことが山ほどあって、勉強したいことも山ほどあります。
でも同時にいろんなことは出来ないので、焦らず一つ一つ確実に熟していきたいと思います。
それではまた次回!
Hasta la próxima!