暑いから来たのに今度は寒い!
これはなんでしょう?
前回に引き続きまたまた汚い写真から始まりましたすみません。正解は男子トイレの便器です。
デンマークのオーフス空港に着いたときに、トイレでいきなりこいつに出くわし、始めは手を洗うところかと思って他を探していたところ、どうやらこのシンクの他には無い様子。やがて後からやってきたおじさんを見様見真似で済ませましたが、これがどうにも気まずいのは私が日本人だからだろうか。
いや、そんな汚い話はさておき、この度デンマークへやってきたのは、以前のフラットメイトである友人から夏にデンマークへこないかと誘われたのがきっかけです。飛行機から降りてまず感じたのは、なんといっても寒い!現地では半袖半ズボンの人もいるのにスペインとのギャップのせいか、到着初日にまた風邪を引くかと思いました。
場所はオーフスという首都のコペンハーゲンに続く第2の都市であり、首都からは電車で西におよそ3、4時間といったとこです。バルセロナからはジローナ空港経由でRYANAIRなどを使うと、往復約20〜40ユーロでほぼヨーロッパ中へ行けてしまいます。何故このような低価格での提供が可能なのか、その秘密は日経スペシャル未来世紀ジパングあたりにお任せしたところで(まだやってますか?)、オーフス滞在期間中にはちょうどギターフェスティバルが行われていました。
会場は私の友人がこれから勉強するオーフス音楽大学で、ヴュルツブルグ、ヘルシンキ、セビリア、オーフスの各国のコンセルバトリオで勉強しているギター科の学生および教授が一同に集まり、クラシックギターの現代曲を集めたコンサートが行われました。各国から学校ぐるみで集まってこういう勉強会が可能なのも、ヨーロッパならではの利点です。今回はそこにちょっとお邪魔させていただきました。やはりスペイン人達と違って自分から行かないとなかなか話かけてもらえませんね。おかげで自己紹介の嵐でしたが、多くの参加者とお話が出来き、大変有意義な時間をすごす事が出来ました。中には秋からバルセロナに勉強しにくるという人もいたりして、話の弾んだ夜でした。
さて、オーフスの町をご紹介します。
コチラは北欧最大級の現代美術館、アロス・オースフ美術館でございます。
美術館の展示品。血管や足の汚れまで本物さながらです。
絵画のフロアでは黄金時代のデンマークの画家達が描いた素晴らしい作品が数多く展示されています。
オースフに来たらこの美術館に是非行ってみて下さい。
美術館屋上からの眺めを何枚か。
右上の方に港が見えます。
デンマークの朝食、昼食に良く食べられるものらしいです。
黒くて重たいパンにバターやパテを塗って、その上にピクルス、卵、フィッシュなどを乗っけて食べます。
この黒いパンで殴られたら結構痛いんじゃないかというほど重量があります。
その他の料理は基本的に豚肉、魚、パン、じゃがいもが中心だそうです。
まあ結局お金がないので、毎日こればっか食べてましたけど(汗)物価高すぎだよ。。
町の中心街です。
だいたいこんな感じです。
数年前にどこぞのコーヒーヨーロッパ大会で賞を取ったとかいうお店で一杯。
高いのにトマトジュースの味しかしなかったぞ。
いつも買ってるワンパック1.2ユーロのやつの方がぜったいに美味しい。
いっぱい飲めるし。
さてこちらはDen Gamle Byというミュージアム内です。
18〜19世紀、20世紀前半と後半にかけてのデンマークの住居や生活品、人々の暮らしの
遷移を楽しむことが出来ます。見る物がありすぎて全部見て回るには半日は必要です。
ここもとってもおすすめなミュージアムです。
マイケル発見。
こんなタトゥーをしている強者も発見。
なんとも畏れ多い。。。せめて腕とかにせい。
現地で出会った人から聞いた話ですが、デンマークは公的扶助制度が非常に充実しています。そのためデンマークでは自らホームレスになる人もいるらしい(社会的弱者も多いようですが)。それから小学校から大学までの学費はもちろん無料。医療、福祉も無料。年金もばっちしです。
ところがあまりにもイージーライフな為にやる気のないヤツが多いとか、いつまでも子供感覚の人が多くて腹が立つなど、それ相応に高福祉国家ならではの問題もいろいろあるようです。そうだとしても、やり方次第ではかなり生きやすい国だと言っていました。あっ、ちなみに水道水はそのまま飲めます。残念ながらスペインの水は匂い味ともに強すぎて飲めませんが。。
滞在最後の日は友人の家族にお会いする機会があって、デンマークの伝統料理をごちそうになりました。
やっぱりジャガイモと豚肉。カリッカリの皮の部分が美味しいかったです。
何とも日本にものすごーく興味を持っているお父さんだったので、会話は侍や日本人の宗教観のことから始まり、あれやこれやと聞かれた末に、遂には川崎市のかなまら祭りのあたりでピークを迎えipadまで引っ張りだしてきて「日本人がシャイって本当かい?!私はそうは思わない。だってこれを見てくれ!だいたいこのピンクのエリザベスがっ¥△%$#!!」ってもうこの話はいいよ!勘弁してくれー!俺だって良く知らねえよお!ってところで困っている私に気を利かせたお母さんがチョコを持ってきてくれました↓↓
ところがこれ日本人が食べると味覚が崩壊します。「これが美味しくないなんて信じられないわ」と言われたけれど、私は一つ完食するのも無理でした。こいつはhariboから出てる黒いグミの強化版です。hariboのグミなら多分どこでもでも買えると思うのでどっかのお店でみつけたらトライしてみて下さい(笑)
ということで2回に渡り簡単な夏のまとめでした。オーフス滞在中は運良く天気の良い日に当たりましたが、天気がいいのは夏の間だけだそうです。毎日曇りとかちょっと嫌ですよね。気が滅入りそう。。そういえばジローナ空港からシャトルバスでの帰宅途中、バルセロナの町並みが高速道路の向こうから滑るように目に入ってきた景色に、この土地の勢いというか、何かものすごく力強いものを感じました。天気も抜群にいいし、やっぱここだなと。本当に素晴らしいところで勉強させてもらっているんだなと、改めて感じた瞬間でした。感謝感謝です。
最後にデンマーク語コーナー☆
Jeg er sulten(ヤイ エア スルトゥン)おなかすいた。
Tak! (タク)ありがとう!
次回からはなるべく早く更新するようにします。多分するとおもう。するんじゃないかな。まちょっと勘弁して下さい(汗))
古くてごめん!Adios!!